第4世代型公開天文台  一家に一台望遠鏡

天文観察にイノベーションを起こす
スマート望遠鏡×ポケット天文GO!×天文サブカルワールド創造

その夜の事を、私たちは決して忘れる事はない

夜空は一面の銀の星ぼし。
停電で、すべての灯りの消えた南阿蘇。
その地上世界の頭上には、例えようもない星の世界が広がっていた。

朝まだきの高原の冷気の中で、ものを言わない星たちは、静かに圧倒的な存在感で、そこに光っていた。

そして、ハッと気がついた。

当たり前だと思って過ごしていた人間世界の日常は、実はかりそめの姿でしかない事を。

人類が生まれる前から存在しているこの地球、人類が地上世界から消えてしまった後でも輝き続けるであろうこの星空。

その悠久の宇宙の姿が、今ここにあるのだ、と。

私たちが天文台で毎夜人々に伝えていたのは、
人知を超えたはるかに大きな世界がある事。

それを知る事で、はかなく一度きりしかない人間の世界の大切さ、いとおしさをあらためて理解し、分かち合う事ではなかったのか、と。

“宇宙を知る”

実感を伴ったその体験が、人生においていかに貴重なことであるのか、身を持って感じ、本当に理解した瞬間でした。

第4世代型公開天文台 全体構想

「はじめに」

熊本地震大停電の折にあらためて見上げた星空の美しさは、例えようもありませんでした。

でも振り返ってみると、そうした人類共通の貴重な資源としての星空の美しさが、
現代において価値としてきちんと認識され社会に活かされているのかという根本的問題があると思います。

まずは、人が美しい星空に感動する「星空原理」とでも呼ぶべき人間の特性を真正面にすえて、
星空の価値をとらえ直す事が、その適切な利活用の基本にあるべきではないでしょうか。

そこで「星空原理」を①基盤構造とし、
現代のネット社会のインフラ・プラットフォームを②中間層に持ち、
誰にでも楽しめる星空・宇宙の商業利用の広がりを③上部構造とする、
3層の星空利活用開発モデルの提示をしてみたいと思います。

そのような問題意識を踏まえつつ、震災によって多大な困難に直面した南阿蘇ルナ天文台は、
これを得難い見直しの機会としてとらえて、公開天文台の段階的発展の歴史に沿って、新たな次世代型天文台を構想しようとしています。

それは、より個別具体化した現代の利用者のニーズに沿って、天文台の多元的な運用を想定し、
インターネットで共用利用するシェアリング型天文台となるのではないでしょうか。

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